以下、一括置換による翻訳をイメージで説明します。
「ぱらぱら」は、以下のステップ2を自動化したソフトウェアです。
「ぱらぱら」は、以下のステップ2を自動化したソフトウェアです。
1.一括置換をする前の準備=原文の書式統一
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原文の前処理を丁寧に行います。
左のスライドショーはあくまでもたとえとして、翻訳対象の原文を四角の枠と仮定しました。この四角内部の区分をはっきりさせて、どの部分を塗り込んでいくのかはっきりさせます。 この下準備を丁寧に行うことで、ぱらぱらとひっくり返しやすくなるんですね。 翻訳者の皆様の工夫次第で、様々な下準備の方法があります。 ここは、ユーザーのみなさんの取り扱う案件次第。 工夫のポイントは、ユーザーの皆さんの手の中に。 |
2.一括置換の実行=「ぱらぱら」で訳語を自動入力
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16分割された四角を翻訳対象にしていますから、もう少しわかりやすく、それぞれの四角にアラビア数字の1~16が入っていると考えましょう。
これを翻訳して漢数字の一から十六で表現するためにどうするのか? 当てはまる単語を徐々に少しずつ置き換えていけばいいのですね。これがぱらぱらとひっくり返すことの正体です。 前処理のおかげで、16分割した枠内の数字が読みやすくなっているため、一括置換をして言葉を置き換えていくことが簡単にできます。 赤色辞書:5の倍数 黄色辞書:4の倍数 緑色辞書:3の倍数 水色辞書:残りの数値 この辞書の作り方がそれぞれのユーザーのノウハウですし、業種ごとの辞書の使い方はユーザー同士でノウハウの交換をしていきます。 ぱらぱらは、この作業を自動化したソフトです。 自動化のイメージは「ぱらぱらによる日英翻訳での置換例」をご覧下さい。 |
3.訳語の並び替え=翻訳作業
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さて、ここからが翻訳作業です。
左に示した例では、横書きの原文を縦書きに並べ直しました。 この並べ替えを翻訳作業と定義します。 一括置換をしただけでは、言葉をひっくり返しただけであり、このままでは意味をなしませんね。 適切な訳文にするためには、動詞や助動詞を適切に添えながら、言葉の順序を置き換える必要があります。 効率的な並び替えのためには、言葉をより早く選んで正しい場所に移動させる必要があります。 この作業の繰り返しを自動化したり高速化させるために、マクロの力に頼ります。 |